JTBC 2020.5/20〜
Netflix
サンガプ屋台1話前半の翻訳
1회
【遠い昔、ずっと昔】
男)何か見えたか?
ウォルチュ)お爺さまが亡くなったのは最近ですよね?
男)3ヶ月くらいかな。
ウォルチュ)埋めた場所が良くないみたいです。
お爺さまが気が悪くて辛いとおっしゃっています。
男)悪い気なのか?
ウォルチュ)はい、お婆さまの夢に現れてお怒りになっています。
陽の当たる場所へ動かせばお婆さまも良くなります。
【町】
おばさんA)ウォルチュ、家に帰るのね?
ウォルチュ)はい。今はよく眠れてますよね?
おばさんA)もちろんよ。これもあんたのおかげよ、ありがとね。
ウォルチュ)いえいえ。
他の人に話かけるウォルチュ)妹さんの結婚問題は解決しましたか?
おばさんB)えぇ、あんたのおかげで助かったわよ。その男、妻子がいたんだから!
ウォルチュ)どおりで。妹さんの夢に何度も女性が出てきてたんです。
おばさんB)だからよ。本当によかったわ、じゃあね。
ウォルチュ)はい。
【神木の前で】
王妃)毎日心を込めてお祈りしているのに何故に王子は良くならないのか。
神木様、そろそろ応えて下さい。
遣い)王妃様
王妃)本当なの?そんな子がいると?
【ウォルチュ家】
ウォルチュ母)もうそんな事やめなさいってば。なんで母親の言う事が聞けないの?
ウォルチュ)お婆さまが病に苦しんでるのに知らないフリは出来ないよ。
こういう能力があって近所の人を助けられて良いじゃない。
母)私の運命までやられるのは嫌よ。
ウォルチュ)なんでよ。みんなにあなたのおかげよ、ありがとうって
言われるたびに嬉しいのに。じーんとするわ。
母)何言ってんのよ。もうお嫁に行く事を考えないと。
良い人の紹介をお願いしといたから何も言わずもうやめなさい。
ウォルチュ)そういうの嫌よ。愛って運命みたいなものじゃない。
運命の相手が現れたら世界中の人が止めてもお嫁に行くから催促しないでよ。
母)子供みたいな事言って。もういいわ。あんたに何言っても無駄ね。
玄関から下兵)ウォルチュ、王命を受けろ。
【お城】
王妃)そなたがウォルチュか?
ウォルチュ)はい、そうでございます。
王妃)母親が巫女だと?
ウォルチュ)はい。
王妃)見てみなさい。王子の夢を。
王子の手をとり怯えるウォルチュ
王妃)どうしたのだ?
ウォルチュ)とても多すぎます。
王妃)何がだ?
ウォルチュ)今までに王家の手によって死んだ悪霊達が
王子の夢で悔しいと叫んでいます。
王妃)何だと?悪霊?!それはどうしたらいいのだ?
ウォルチュ)慰めなければいけません。
山に捨てた死体を掘り出し陽の当たる場所に埋めて弔ってください。
王妃)誰の死体をどこで探せというんだ。
ウォルチュ)私に何日か時間をください。1人1人の話を聞いてお伝え致します。
王妃)わかった、やってみなさい。王子が元に戻るのなら何でもする。
【数日後】
王妃)これ以上はもう来ないと?
ウォルチュ)はい。悪霊達も慰められ王子様の夢も良くなったみたいです。
王妃)そうか。そなたの言う通り王子が顔色も良くなり笑顔も戻った。
感謝している。そなたが王子を、いや王家を救ったのだ。この褒美は存分にしよう。
ウォルチュ)いいんです。ただ助けになっただけで十分です。
王妃)いや、それでも褒美はさせてもらう。
家来)王子様、健康が回復されたので今夜から又勉強を始めろとのご命令です。
王子様?
王妃)王子はどうしてあんな状態なのだ?
いつでもにやけていて、何度呼んでもいつも少し後に振り返るのは。
まさか、おかしくなったみたいじゃないか?
遣い)何日もあぁされているのですが医者は異常はないと。
もしくは…夢をよんだ副作用や後遺症ではないかと。
王妃)ウォルチュを呼び戻しなさい。
【ウォルチュの家の前】
近所の人A)宮殿に行って戻ったと思ったら運が良いわね。
褒美を沢山もらったみたいよ。
B)まさか。
C)夢を見たくらいで貴重な褒美を与えるかよ。
A)夜な夜な部屋で王子にお務めしたんだろうよ。
この機会に妻の座を狙ってるのよ。
C)王子がまんまとひっかかったんだよ!そうとしか考えられないだろ?
A)王子様が夜な夜な来てるらしいわよ。
B)そうだと思ったわ。結局、貧しいと体を売る事しかできないのよ。
【ウォルチュ家】
ウォルチュ)突然どうしたの?お母さんの服を着ろだなんて。
母)叔父さんの家に行きなさい。時間がないわ。髪も結び直さなきゃ。
ウォルチュ)髪まで?一体どういう事なの?
結婚もしてないのにそんな事したらみんなに悪く言われるわ。
母)何言ってるの?重要なのは愛情でしょ。
ウォルチュ)知ってたの?
母)悪い噂がたっているのはわかってるわよね。
危険だからこれ以上ここにはいられないわ。振り返らずに行きなさい。
ウォルチュ)どうして私だけ行くの?
母)1人じゃないわ。寂しくて辛い時はこのカンザシをしっかり持っていなさい。
あなたが探している人を見つけてくれるわ。
お母さんは間違えた事を一度も言った事ないでしょ?
【叔父の家に向かう途中】
遠くで聞こえる声)火事よーー!
戻るウォルチュ。自分の家が燃えてた。
ウォルチュ)お母さん!しっかりして!目を開けてよ!お願いよ!
私のせいよ、ごめんなさい!お母さん!
ショックで彷徨うウォルチュ
王妃が祈っていた祭壇をグチャグチャにした。
ウォルチュ)死んでもあんた達の事呪ってやるわ。
そして神木で首をつった。
【現代】
客)あの…これ注文してないんですけど。
ウォルチュ)最初のお客さんはサービスだからいいから食べなさい。
お酒は?…上司みたいにしなさい。
ミラン)なんでですか?
ウォルチュ)一日中、弱者のように働いてきたんだから
お酒を飲む時くらい偉そうにすればいいのよ。
ウォルチュの心の声)充血した目、ひび割れた唇、黄色くなった顔
神経が弱ってるわね。
シャツはすり減り、手は震えてる。あの目のクマよ。
ウォルチュ)よし!今夜はあんたよ。
ミラン)はい?
ウォルチュ)あ、はは。気にしないで。どんどん飲みなさい。
何があったの?心の中が苦しみでいっぱいじゃない。
ミラン)わかりますか?
ウォルチュ)もちろんよ、何年も見てきてるんだもの。
グラスを握るのを見るだけでわかるわ。
ミラン)それが…
ウォルチュ心)そうよ、言いなさい。
ミラン)いいんです、大した事じゃないですから。
ウォルチュ)暗い顔してるのに何ともないわけないでしょ。吐いちゃいなさい!
ミラン)その…会社で
ウォルチュ)いいわよ、会社で?
ミラン)やっぱりいいです。みんな同じですよね。
生きてれば悩みがあって当然ですよ。
体が何ともないならそれで十分ですよね。
ウォルチュ)ちょっと、お金払って食べなさいよ。
ミラン)さっきサービスだって、、
ウォルチュ)健康なくせにタダで食べようっての?払いなさいよ!
ウォルチュ)1万稼ぐのも凄く大変だわね。
クィ班長)本当だよ。神木で首なんか吊るからだろ。
ウォルチュ)あたしがどこで首を吊ったとかでクィ班長に何か迷惑かけたかしら?
班長)適当な所を選んでおけばこんな事する必要なかっただろ。
俺まで管理することになって。
悪霊退治じゃなく玉葱むいてるなんてあり得ないだろ?!全く。目が痛いし。
ウォルチュ)死にたい時に死ぬ場所選ぶ余裕なんてないでしょ。
あぁ、、考えてみたんだけど。 この店見込みがないわね。
他の事業に変えた方がいいわ。
は!ネット配信はどう?
班長)ネット配信?
ウォルチュ)悩み相談とか沢山してるし、直接会わなくてもいいし。
良さそうじゃない。
班長)はは。誰でも出来ると思ってるのか?才能がないとだめだろ。
ウォルチュ)何も知らないんだから。
ねぇお兄ちゃん達、みんな ハァーイ ❤︎ ウォルチュだよ❤︎
玉ねぎを剥いてるクィ班長ありがとうございます!アン、アン❤︎
チャンネル登録、イイねボタン押してくれるでしょ?
班長)本当にぶっ飛ばしたい。ネットの悪口が荒れる理由がここにあるな。
ウォルチュ)え?
班長)殴れない代わりに言葉で言うしかないだろ。
見ろよ、俺の拳が震えてるのが。
ウォルチュ)何ですって?!
班長)大事な玉葱何すんだ。
ウォルチュ)あら、成長したじゃない。
班長)お前、玉葱投げてる場合か?
俺がどれだけプレッシャー受けてるかわかるか。
お偉いさんに話すことがあるだろ。
ウォルチュ)話す事はあるわよ!遊んでたわけじゃないんだから。
班長)この業界を知らないのか?実績がモノをいうんだよ。
お前6ヶ月以上 夢の世界の扉すら開けてないぞ。
ウォルチュ)自分でやってみろって言いなさいよ。
人間の夢の中に入って恨みを晴らすのが簡単なわけないでしょ。
あたしが今まで苦労したのを知ればそんな事言えないはずよ。
【フンブの夢の中】
ウォルチュ)やーーー!!!
男)俺が何したんだよ!
ウォルチュ)知らないだって?!
あんたが悪いのは欲にまみれ独り占めして暮らそうとしたからじゃないの。
弟を追い出して父親の財産を全部奪った罪!
やっとの思いで訪ねてきた弟をひっぱたいた罪!
それでも足りずに健康なツバメの脚を折った罪!!
これで自分の罪がわかった?
【1568→1569 年】
ウォルチュ)チュニャン、どうしたのよ。
チュニャン)もうこれ以上耐えられないわ。
ウォルチュ)え?
チュニャン)イ モンギョンは来るか来ないかの便りもないのに
一人でこんなに苦労しなきゃいけないわけ?
試験を受けに行ってのたれ死んでるのか他の女と暮らしてるのか
何一つわからない。でしょ?
ウォルチュ)だけどもう少し待てば…
チュニャン)今すぐ町長に言ってやるわ。今夜はオッケーだって。
ウォルチュ)ちょっと、ちょっと!焦らないで!とりあえず一杯やってから考えなよ。
チュニャン)おほーこれはまた、良いお酒ね。ホホホホ、あぁー凄くいいわね。最高!
酔って眠ったチュニャン)なんであいつが夢に出てきたの?
花をつけてたから試験は受かったのかしら…
そうね、ここまで待ったんだもの。もう少しだけ我慢して待とう。
【8747→8748年】
ウォルチュ)将軍、今夜は飲み過ぎじゃないですか?
将軍)悩み事が多くてな。
敵の防御線を突破する最善の方法を見つけなくてはいけないんだが。
ウォルチュ)悩みが多い時はこれに限りますよ。
将軍)何だねそれは?
ウォルチュ)焼酎とビールを混ぜたものです。一気でどうぞ。
将軍)ありがとう。
将軍)みんな!仁川に行くぞ。
【現代】
ウォルチュ)あたしが苦労しながら99,999件解決したのに
何?実績がないですって?死にたいの?
班長)でも残りの10件も片付けないといけないだろ?
それと、人にもっと優しくしろよ。
借金取りみたいに悩みを言えって言っても出てこないだろうが。
ウォルチュ)親切にすると余計に言いづらいし警戒するのよ。
一杯やりながら気持ちを吐き出せば、全部昔の事だって。
最近の人はあれこれやっても自分の話なんてしないんだから。
それにあの世でもこの世でもない世界に行ってまで
よしよしって慰めてやるのに
どう優しくしろって?本当はあんな世界の奴らと話すらしたくないのに。
班長)ならサービスのつまみでもジャンジャン出せよ。食べるの嫌な奴はいないだろ。
ウォルチュ)それにも言いたい事あるわ。
あんたも見ててわかると思うけど、みんな屋台にまずあんまり来ないのよ。
つまみを出したくても来ないのよ!
あっちこっちでデリバリーやってるからやれって?
だからまた何か言われたら時代の問題で
あたしが悪いんじゃないんだって上に言いなさいよ。え?
班長)500年の罪人が堂々としてるもんだ。さすがだよ。
【カブルマート】
ミラン)ジェジュ島産の肉がセール中です〜
【顧客サービスセンター】
おばあちゃん)25、26、27、28、29…
カンべ)1つ割れていて29個ですよ、お客様。3回確認したからいいですよね?
おばあちゃん)最後にもう一回!…息子も29歳だけどまだ就職も出来てないのよ。
ガンべ)そうなんですね、お辛いですね。
カンべ)36番のお客様〜!こんにちわ、チケットもらえますか?
女性客)そうよ、私の歳は36。ある男と出会い激しく愛し合ったわ。
カンべ)はい?
女性客)みんなに不倫だと後ろ指刺されても私達はもっと秘密裏に熱く愛し合ったわ。
深い地の中のマグマのように。
カンべ)あ、そうなんですね…。
パク代理)今回の親切賞を発表します。さぁ、おお。
やぁー5ヶ月連続は新記録じゃないか?
ソン ミランさん!おめでとうございます!拍手!!
チンドン)やぁ凄いな。5ヶ月連続選ばれるなんて。
カンべ)ほんとだよ。契約社員で同時入社なのに彼女は社員になれそうだよ。
主任)羨ましかったらあなたもしっかり仕事すればいい。
お客様と話ばっかりしてないで。
カンべ)はい、すみません。気をつけます。
チンドン)主任、カンべは仕事の速度が少し遅くても
相談に来るお客様の満足度は物凄く高いんですよ!
量より質みたいな?ハハッ!そうだろ?
触れようとしたらカンベは避けた。
カンべ)あ、もうこんな時間だ。約束あるから先に行きます。お疲れ様です。
チンドン)お、おう。じゃーな。
主任)何ですか今の。まさか…社内でいじめとかあるんですか?
チンドン)まさか!違いますよ。
カンべがもともと他人と触れるのが大嫌いみたいなんですよ。
店でもドジョウみたいにシャッシャッってお客さんを上手く避けてるんですから。
ハハハ…
【カフェ】
カンベ)やぁチンテ!
チンテ)おーカンベ!全然変わってないな。いつぶりだ?高校卒業して以来だよな?
握手をしようと手を出したがしないカンベ。
チンテ)あぁ、そうだった。忘れてたよ。相変わらずなんだな。
カンベ)そうなんだ。
チンテ)さ、座れよ。
カンベ)友達から連絡きたの初めて…連絡くれて嬉しかったよ、ありがとう。
チンテ)何言ってんだよ。今まで事業するのに忙しくしてたら、寂しくなってさ。
昔の友達が恋しくなったんだよ。
客にぶつかられチンテは水をこぼす。
客)すみません。
カンベ)これ使えよ。
ハンカチを渡すときに手が触れてしまう。
カンベ)大丈夫か?
チンテ)大丈夫だったらここまで来てると思うか?
どうしようもなくてお前まで呼んでんだ。
天然のお前なら同級生から連絡きて嬉しくて駆けつけるだろ。
もう電話をとってくれる相手もいない。
みんな薄情で翡翠のカーペットの翡翠って言っただけでも
マルチ商法だって勘づくんだ。
カンベ)マルチ…!…あぁー。それでも電話くれて嬉しかったよ。
こんな風にでも友達の顔が見れてよかったよ。
チンテ)友達?扱いが簡単だから利用しようとしてんだよ。考えてみろ。
高校の時、お前はいつも陰気で端っこで閉じこもってて
最高のいじめられっ子だったんだよ。
俺もお前の事が本当に嫌いだった。
カンベ)そう。そうだったんだな。
チンテ)ちょ、ちょっと待って。今、俺何言ってんだ?マジかよ。
おい俺もう行くな!
くそ!これが最後の頼みの綱だったのに。
【停留所】
カンベ心)本音?本音は本当に美しいのだろうか?
27歳まで生きてきて気づいたのは人と素敵な関係を保ちたいのなら
相手の本音なんて、いっその事知らない方がマシだって事だ。
ミラン)タクシー!!おい!止まれーー!!止まってよ!!
タクシーまで私をバカにするのね。
そうね、私がいつもヘラヘラ笑ってるからなめてんのね!
とくにあんたっっ!!殺してやるーーーー!!!!
【翌日 カブルマート】
ミラン)ご試食どうぞーー
たった今到着したばかりのジェジュ島産の豚肉がセール中ですよー
どうぞ食べてみてくださーい。
お客様、どうぞ試食してください。
肉がとっても美味しいんですよ。
客)やっぱ試食の肉が一番旨いんだよな。
ミラン)ジェジュ島産で緑茶で育てた…
客)いいから早く焼けよ。遅いよ。
ミラン)すみません。
客)あー貸せ!そうじゃない。
ミラン)トングを返してください、お客様。
客)やめろよ!俺が焼くんだよ。
手を動かすのも遅いのに空気も読めないのか?
だからこんなとこで働いてんだろ。
ミラン)こんなとこがどんなとこだって?
客)あ?
ミラン)ここは私の職場でそのトングは私のよ。返して!
客)おい、俺は客だぞ?
ミラン)返してって言ってるでしょ!!返せーーー!!!!
肉をつかんだミラン
客)何するつもりだ?!おい!
ミランが客に向かって投げた肉はカンベに命中。
客)なんだよトングくらいで。ほらよ。ここで1日に億とか稼げるのかよ?
これだから貧しい奴は態度に出るんだよ!
子供の時に遊んでばっかで大人になってもこんなとこで肉なんて焼いて。
身分をわきまえろよ、誰だと思ってんだよ!
ウォルチュ)それはあんたでしょ。試食をタダで焼いて食べる乞食め。
乞食でさえご飯をくれる人には感謝するわ。
ただで食べてるくせに悪態をつくの?!お前は乞食以下だ!!
客)スーパーにおかしい奴多すぎだろ!!責任者を呼べ!出てこい!!
代理)申し訳ございません、お客様!私共の教育不足です。
おいソン ミランさん。何度も褒められてきたからって偉くなったつもりか?
クビになりたいのか?今すぐひざまずいて謝罪しなさい。
カンベ)代理、お客様も悪く言い過ぎだと思います。
謝罪はお互いするべきだと思います。
代理)お前は何なんだ?契約社員のくせに。ソンミラン!早くしろ!
客)おい、どうしてくれんだよ。
代理)勿論、こちらで責任を取りますから。
【屋台】
班長)なんだよ、いっそのこと私は500年いる幽霊だって言いふらせよ。
店中に貼るか。
ウォルチュ)頭に来たのよ、すぐ放したじゃない。
班長)何でカッとなるんだよ。人間という人間はみんな嫌いなんだろ?
話すのも嫌だって。
ウォルチュ)そうよ!嫌よ!全部嫌だけど、あいつはもっと嫌だったのよ!悪い?!
班長)俺が思うに人間が嫌なんじゃない。
君はかなり昔から心の奥深くに潜んでいる…
何ていうか…
もともと悪いんだ。
ありえないくらいタチが悪いんだよ。
ウォルチュ)は?こいつ、ちょっと!どこ行くのよ?働かないの?
班長)上とお前に挟まれてストレス溜まってんだ!ほっといてくれ。
ウォルチュ)全く。
【道路】
トラックが来る道路に出るミラン
カンベ)ダメだ!!
運転手)お前ら何してんだ?!バカヤロウ!死ぬなら他で死ね!!
俺の人生壊すんじゃねー!
ミラン)今日は色々すみませんでした。気をつけて帰ってください。
カンベ)あの、家に誰かいますか?両親とか友達とか。
ミラン)いいえ。
カンベ)なら一緒に何か食べませんか?オレ腹減ってて。
ウォルチュ)これは本当に特別な人にしか出さないサムギョプサルにつける味噌なのよ
食べてみなさい。
ミラン)んー!!美味しいです。
ウォルチュ)生きるの辛いでしょ。
ミラン)いいえ、辛いのは私だけじゃないもの。
ウォルチュ)そうね。みんな。だからってみんな車の前に飛び出さないわ。
ミラン)あ、それは考え事してて気づかなかったんです。
ウォルチュ)いいのよ、客の愚痴言ったって!ムカつくでしょ、悔しいでしょ。
あたしが全部解決して…
ミラン)いいんです。我慢できますから。
お疲れ様でした! 後はあらすじで見てね。
「1ヶ月以内に10万人の悩みを解決しないと地獄行き」と宣告されたウォルチュは、カンベを利用し残り10人の悩みを解決しようと試みるが…
サンガプ屋台 쌍갑포차 1話あらすじ
その昔、大昔 ウォルチュが少女の時。
母も巫女だったせいかウォルチュは人の夢を見ることができ
悪夢を見る近所の人々を助けてきた。
能力があって人の役に立つ事ができ
みんなに感謝されるのが好きだったからだった。
母にはそんな事はやめてお見合いして結婚をしろと言われていた。
しかしウォルチュはお見合いよりも恋愛結婚を望んでいた。
ある日王妃から王命を受け、王子の悪夢を見るように言われた。
王子の夢には王家へ恨みを持つ悪霊が沢山いた。
そこでウォルチュは何日も悪霊達を慰さめもう夢に出ないようにした。
褒美は要らないと断ったが王妃がそれはダメだと結局沢山の褒美を受け取った。
王子は良くなったはずなのに、今度はずっと笑っていて心ここにあらず。
話しかけても反応がない始末。
心配した王妃は再びウォルチュを連れ戻すように言った。
ウォルチュを訪ねた遣いが家の前で住人の話を聞いてしまった。
夜な夜な王子が会いにきてる。
何日も居たのはただ夢を見てただけじゃないだろなど
穏やかじゃない話だった。
その事がきっかけでウォルチュの母は危険を悟り
ウォルチュに自分と同じ格好をさせ親戚の家に行かせた。
だがその途中で火事だと叫ぶのが聞こえ町に戻ってしまう。
戻ると家が燃えていて、そこには倒れた母の姿が。
ウォルチュは彷徨い
王家を絶対に許さないと神木で首を吊った。
そして神木で首を吊った罰として
現代まで500年、幽霊となって生きてきたウォルチュ。
屋台をしながら人間の夢の中に入るために必死で悩みを吐かせようとするが
現代の人はなかなか自分のことは話さず。
ある時カブルマートでミランが客とモメるところに遭遇したウォルチュ。
頭に来て客の首を掴み怒り散らす。
一方、カブルマートで働くカンベは人に触れるとその人の本音をひきだしてしまう。
職場でもなかなかうまく行かず、学生の時も友達がいなかった。
ミランとカンベが屋台に行き、カンベが誤ってミランに触れてしまい
ミランは本音を話しだす。
ミランが辛かったのはお客より代理のセクハラだった。
社員になるのをちらつかされながら我慢していた。
とにかく悩みを聞いたウォルチュはお酒を飲ませ夢の中に入る。
そして偶然、夢の中に入ってしまったカンベ。
そしてウォルチュは夢の中でミランに
戦いなさい。
みんな平等で弱者なんていないんだと。
そしてミランは代理のセクハラを証拠とともに会社に伝えたら
処分出来そうな雰囲気だった 。
さらに何故かモメた客が謝りに来た。
夢の中に班長が来たからだった。
そして
カンベは自分も助けてくれとウォルチュに頼むと
その代わりあんたの体を貸せと。
昔、母親がくれたカンザシが導いてくれたのはカンベだった。